行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

六甲山( 931m 兵庫県芦屋市/神戸市 )

期 日 2020年12月10日

行 程 JR芦屋駅~高座の滝~ロックガーデン~風吹岩~雨ヶ峠~一軒茶屋~六甲山~有馬温泉

天 候 晴れのち曇り

 

下山後の楽しみの一つに温泉入浴がある。温泉街に足を踏み入れると、登山者に呼びかけるような「大型ザック用ロッカー」という案内板が目に留まった。建物の玄関に回ってみたら、そこが「銀の湯」だった。何という偶然。天は我を見捨ててはいなかった。

お湯の感触、湯加減とも申し分ない。九死に一生とはこのことか。帰宅まで5時間、湯冷めすることなく温もりが持続した。

 

今年一番の苦しい山行になった。前半のロックガーデンで早くも息切れがする。心臓が締め付けられるような感覚がした。何度も腰を下ろして休憩する。

行けども行けども、次の目的地にたどり着かない。何と奥深い山であることか。八甲田山ほどではないにしても、このままでは六甲山死の彷徨だ。

うまい具合に平坦な道が長く続いていた。やがては悪寒が収まり疲労が和らいだ。

 

予定の時間を過ぎたものの、最高峰を極めることが出来た。

午後になって雲が広がり、楽しみにしていた眼下に広がる海や港町の絶景は白くかすんでいた。天に見放された思い。

収穫は、初めて歩いた芦屋の住宅地と温泉街でのささやかな観光気分。これで十分。

 

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 芦屋の住宅地

 どのような人がお住まいなのであろうか。

 

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 ロックガーデンをよじ登る。

 

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 果てしなく続いていた登山道

 

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 六甲山の山頂

 

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有馬温泉銀の湯


反省点

 初めから飛ばし過ぎないこと。

 登山口に立った時点で、朝食後すでに6時間近く経過していた。シャリバテに注意。

 楽な登山が続いていたため、トレーニング不足だった。