期 日 2021年10月3日
行 程 木曽馬の里~地蔵峠~唐沢の滝~二本木の湯~渡合
天 候 快晴
5年前の春、登山仲間が同じコースを歩いている。明るく気持ちの良い山道とのことだった。
当時参加できなかったので、単独で歩く。
熊の目撃情報が気にかかる。音色の異なる鈴を付けて、リンリン、カランコロンと鳴らしながら用心して歩く。
JR中央本線木曽福島駅からバスに乗り、木曽馬の里入口で下車。
高原の風に吹かれて乗馬を体験してみたいところ、足早に旧飛騨街道へと向かう。
地蔵峠から国道に出てしばらく歩くと展望台がある。
ここから眺める木曾御嶽は、これまで各地で何度も眺めてきた中では最高級の景観だ。
峠のお地蔵様に見送られて再び山道をゆく。
この稜線は中央アルプスか。
紅葉の季節はしばらく先のようで、まだ山の緑が鮮やかさを保っている。
唐沢の滝は見ごたえがある。今年は降水量が多い。流れ落ちる水がやがて木曽川に合流し、おいしい愛知の水道水の供給源となる。この山域での排泄行為は厳に慎みたい。
この日のアフター登山は温泉だ。
鉄分の香りが漂う褐色の湯で炭酸ガスが豊富。皮ふに無数の気泡がまとわりつく。
無色透明、無味無臭の今どきの日帰り温泉とは、一線を画す。
木曾御嶽が冠雪する頃、再度訪れたい。