期 日 2023年12月10日
天 候 快晴
中山道木曽路の難所とされる鳥居峠越えのコースを歩く。JR中央本線藪原駅から峠を越えて奈良井宿へ、さらに木曽平沢駅まで足を延ばす。鉄道の駅3区間で20,402歩に達した。
藪原駅を起点に歩く。
藪原は、中山道69次のうち江戸から35番目の宿場になる。造り酒屋がある。
快晴の空。
石畳の山道に入る。熊鈴を2つぶら下げ高らかに鳴らして歩く。
落葉松はその名のとおり葉を落とし、道中が明るくなり見通しもよくなっている。
木曽路はすべて山の中、今でも変わらない。
藪原の集落を見下ろす。もうこんな高さまで登ってきた。
木曾御嶽が見えた。
多くの旅人を見守ってきた栃の木の巨木が並ぶ。
駅から2時間で峠を越える。ここが日本海と太平洋との分水嶺になっている。
眼下に奈良井の宿場が見えてきた。
落葉松の林。芽吹きの頃に再度訪れたい。そして葉が黄金色に輝く秋にも。
もうすぐ冬至、木々が長い影を落とす。
峠から休憩をはさんで2時間。奈良井の宿場に着いた。観光客多数。
ここは重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。「重伝建」とも言う。長い名称は何でも略してしまう困った世の中だ。
外国人観光客もちらほら、彼等の眼にはどのように映っているのだろう。
つい誘惑に負けてしまい、名物の五平餅をいただく。お酒は控える。
奈良井の駅から帰ってもよかったが、もうひと駅、平沢まで歩く。
木曽平沢駅のホームから見た景観は、昔とほとんど変わらない。
鉄道の旅はいい。お酒が飲める。脇見ができる。居眠りもできる。