行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

廃道をゆく

期  日 2023年12月4日

目的地 経ヶ峰( 819m 三重県津市 )

行  程 経ヶ峰~穴倉東ルート~穴倉西ルートとの分岐点~穴倉バス停

天  候 晴れ

 

経ヶ峰山頂

 

三重県の山では一番人気と言われる経ヶ峰に登る。先月に続いて2度目になる。

登りは今回も平木ルート、下りは初めての穴倉東ルートを選んだ。

 

国土地理院の地形図によると、山頂のすぐ東から南へ延びる尾根に破線路が記されている。これが穴倉東ルートと思われる。

一方、多くの登山者が利用するYAMAPの地図では、これと異なるさらに東側の尾根に赤い実線が引いてある。地形図に破線路はないが、穴倉東ルートとされている。

どちらにするか・・・

地形図の破線路を探索してみよう。誰も歩いていないヴァリエーションルートの方に惹かれる。

 

標高760m地点にある分岐点を探す。標識はないがここではなかろうか。目印を信じよう。

 

行く手を見ると踏跡はない。藪はなく歩くのに障害はなさそうだ。

 

尾根が広がるとルートを外しやすい。方角を確認しつつ、尾根芯を忠実にたどる。

 

太い幹にテープが巻いてある。これが登山者用なのか林業関係者の目印か、判然としない。よくあることだ。

 

(こう)一点。緑の植林帯だとよく目立つ。

 

沢に出た。もうすぐ前回下った穴倉西ルートと合流できるはず。

 

無事に踏破できた。穴倉西ルートを示す道標が立つ。本日下ってきたルートは無視されている。これでは誰も歩かないだろう。

 

最後まで踏跡らしきものはなかった。地形図に破線路はあるものの、廃道も同然だ。

踏み固められていないため、急斜面では足がずるずると滑る。ストック必携だ。