行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

廃道をゆく

期  日 2021年12月25日

目的地 弥勒山( 436.6m 岐阜県多治見市/愛知県春日井市

行  程 JR古虎渓駅~奥名荷林道~県境稜線~春日井市都市緑化植物園~細野バス停

天  候 曇り

 

2週間前(12月11日)に歩いた弥勒山へ向かう2万5千分の1地形図の破線路は、ヤブ漕ぎを強いられ廃道も同然だった。途中からルートを外してしまったので、再度挑戦する。

 

奥名荷林道から破線路へ入り、何度も磁石と地形図を確認しながら進む。

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いくら地形図が正確でも、等高線が10m間隔では、わずかな起伏や小さい谷筋の地形を反映できない。今回も現在地がわからなくなった。地形図の限界を思い知らされた。

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めざす方向は西ないし西南西である。前回は北へずれてしまったので、何度も方角を確認する。

障害物が多く、右へ左へと移動し、おかしいと思って引き返しているうち、偶然赤い目印が視界に入った。廿原(つづはら)からのルートだろうか。この目印を見失わないように登ることにした。前回と同じミスは避けたい。もはや「目印依存症」の重症患者である。

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やがてかすかな踏跡があるようにも見えてきたから不思議なものだ。単独の登山者とすれ違う。もう大丈夫だろう。

 

目印に導かれ、目的とする弥勒山への県境稜線に出た。弥勒山南の鞍部である。

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目印のある地点までは難渋したが、その後は順調だった。

所要時間は、前回より長くなっていた。ルートを探すのに時間を費やしたからだろう。引き返さずに強引に登った方が早かった。しかし、スピードを競うものではないのだから、時間がかかっても正確なルートを歩いた方が労力は少ない。

 

弥勒山の頂上は省略して、足早に愛知県側へと下山することにした。

目印のある廿原からのルートに合流するまでの区間は、未解明のまま年を越した。