期 日 2022年10月29日
行 程 JR加太駅~下之垣内登山口~南尾根~錫杖ヶ岳~柚之木峠~加太向井登山口
~加太駅
天 候 晴れ
先週に続いて三重県の錫杖ヶ岳に登る。地図にないヴァリエーションルートの現地調査が目的であり、今回は単独だ。
次々に追い越していく車を横目に黙々と歩みを進め、市の境界を越える。
登山口まで、JRの加太駅から1時間半を要した。
南尾根の分岐点、これを見ると不安が募る。お楽しみはこれからだ。
危険を察知したら引き返すつもりで細い踏跡をたどっていく。
視界が開ける。他の登山道は単調だがこのヴァリエーションルートは変化がある。
目印が付けられている。
急斜面にか細い踏跡が続く。谷底へ滑落しないよう警戒しながら進む。
登りの勾配が急になる。この山は足元が崩れやすい。石橋をたたくつもりで歩く。
まるで障害物レースだ。ここまで来たらもう後戻りは不可能、蛮勇をふるって前進あるのみ。
錫杖湖が見えた。しばし緊張感が緩む。
山頂直下のあずまやに到着。しばらくは緊張の連続でカメラを取り出すゆとりはなかった。
南尾根踏破に成功。手ごわかった。遥か東方に伊勢湾を眺め、気分爽快。
心地よい達成感に満たされ、帰りの車中でお疲れ様の一献を傾ける。呑み鉄万歳 !
蛇足ながら・・・南尾根現地調査報告
この日登山者は多かったが、南尾根を歩く人はいなかった。
足元が不安定でよく滑り崩れやすい。ロープがあれば頼ること。
木につかまって体を引き上げる際に、ポキリと折れることがある。
危険な箇所に差し掛かったら、ひと息入れてから進むとよい。
目印があり、登りで迷う心配はない。
下りに利用するのは極めて危険である。
体力のほか、平衡感覚の衰えを痛感した。
単独でのヴァリエーションルート探索はこれで最後にしようか、との思いが頭をかすめる。