行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

錫杖ヶ岳( 676m 三重県亀山市/津市 )

期 日 2022年10月29日

行 程 JR加太駅~下之垣内登山口~南尾根~錫杖ヶ岳~柚之木峠~加太向井登山口

              ~加太駅

天 候 晴れ

 

先週に続いて三重県の錫杖ヶ岳に登る。地図にないヴァリエーションルートの現地調査が目的であり、今回は単独だ。

 

次々に追い越していく車を横目に黙々と歩みを進め、市の境界を越える。

登山口まで、JRの加太駅から1時間半を要した。

 

南尾根の分岐点、これを見ると不安が募る。お楽しみはこれからだ。

 

危険を察知したら引き返すつもりで細い踏跡をたどっていく。

 

視界が開ける。他の登山道は単調だがこのヴァリエーションルートは変化がある。

 

目印が付けられている。

 

急斜面にか細い踏跡が続く。谷底へ滑落しないよう警戒しながら進む。

 

登りの勾配が急になる。この山は足元が崩れやすい。石橋をたたくつもりで歩く。

 

まるで障害物レースだ。ここまで来たらもう後戻りは不可能、蛮勇をふるって前進あるのみ。

 

錫杖湖が見えた。しばし緊張感が緩む。

 

山頂直下のあずまやに到着。しばらくは緊張の連続でカメラを取り出すゆとりはなかった。

 

南尾根踏破に成功。手ごわかった。遥か東方に伊勢湾を眺め、気分爽快。

 

心地よい達成感に満たされ、帰りの車中でお疲れ様の一献を傾ける。呑み鉄万歳 !

 

蛇足ながら・・・南尾根現地調査報告

 この日登山者は多かったが、南尾根を歩く人はいなかった。

 足元が不安定でよく滑り崩れやすい。ロープがあれば頼ること。

 木につかまって体を引き上げる際に、ポキリと折れることがある。

 危険な箇所に差し掛かったら、ひと息入れてから進むとよい。

 目印があり、登りで迷う心配はない。

 下りに利用するのは極めて危険である。

 

体力のほか、平衡感覚の衰えを痛感した。

単独でのヴァリエーションルート探索はこれで最後にしようか、との思いが頭をかすめる。