前回の第3番と並んで抵抗なく聴ける貴重な作品、と期待はしたが・・・
全曲1時間近くの演奏時間が、ことのほか長く感じられる。いつも途中で寝込んでしまい、気付かないまま楽章が変わっている。やはり苦手意識がつきまとう。
冒頭のフルートと鈴の音の響きが一番の魅力だ。しかしそれも束の間、第2楽章に移るとあの忌わしいマーラー節が顔を出す。
第4楽章で外国語の歌詞がわかれば、この曲全体の印象も良くなるだろう。対訳を見ながら聴くのが面倒だからいつも聞き流しになる。
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨークフィルハーモニックの古い録音がカセットテープに入っている。ソプラノ歌手レリ・グリストの歌声が聴ける。眠気を追い払い、居住まいを正して鑑賞したいものだ。
せめてこの第4番だけでも、好きな作品に格上げしたいと思う。