行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

苦手な音楽の鑑賞記 その2

マーラー 交響曲第2番


「復活」という表題が付く。まだ若かった頃、この表題に惹かれて聴き始めた。
小林研一郎氏指揮による名古屋市管弦楽団の熱演を思い出すたびに、生演奏で聴きたくなる。
演奏時間が長く、全曲聴き通すには有り余るほどのゆとりのほか、気力と忍耐を要する。
ひねくれたようなマーラー節が時折気にはなるけれども、最終楽章は人生の応援歌としての効用が認められる。力強い人の声(合唱)が加わると、一層効果が高くなる。まだまだ老け込んではいられない。第二の人生、第二の青春時代を謳歌したい。そんな気にさせてくれる。マーラーの作品中では毒気の少ない曲である。