行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

今月の贅沢

1杯のコーヒー420円也。

安上がりな贅沢だ。

 

場所は、NHKTVの番組が取り上げそうな古民家風の喫茶店

歩いて40分かかるが、我が家から2番目に近い喫茶店でもある。

 

ひとりでは喫茶店に入りづらい。

アベック(今風だとカップル)で入るもの、若しくは数人で会話をするためにやむを得ず利用するもの、

それが喫茶店だ。

待ち合わせに利用する向きもあろうが、自分から指定することはない。

孤独の喫茶は何年ぶりだろうか。

 

コーヒーの味は・・・

酒類と異なりその違いがわからない。家で飲むのと大差ないような気がした。

420円はそれだけで贅沢だ。

 

あたたかいコーヒーは早く飲まないと冷めてしまう。ひとりだと飲み終えた後の時間が手持無沙汰だ。

流れる音楽を聴きながら、持参した文庫本を読む。このような時間の過ごし方が贅沢というものだろう。窓際ならぼんやり外を眺める。

大都会の洒落た喫茶店よりは、地方都市の古風な純喫茶を探してみたい。クラシック音楽が流れていれば理想的だ。

そして、本物のおいしい珈琲を味わいたい。

 

 

 

錫杖ヶ岳( 676m 三重県亀山市/津市 )

期 日 2022年10月22日

行 程 登山口~柚之木峠~錫杖ヶ岳~下之垣内~北畑~柚之木峠~登山口

    ( JR関西本線加太駅~登山口間は車で移動

天 候 曇り一時晴れ

 

登山仲間8人で登る。錫杖ヶ岳は4回目になる。

当日になってルートを変更したところ、意外な展開が待ち受けていた。思い出深い山歩きになりそうだ。

 

加太向井の登山口から柚之木峠までは、準備運動のような沢沿いのハイキングだ。

 

峠から尾根道に変わると、本格的な山登りとなる。

 

鎖場がある。ここは左側から回り込んだ方が安全だ。

 

コウヤボウキの花

 

山頂から錫杖湖を見下ろす。時間のゆとりがあれば湖畔でのんびりしたいところだ。

 

山頂から下った先の下之垣内の本法寺から錫杖ヶ岳を振り返る。

 

安濃川を渡り柚之木峠まで登り返す。まだ先は長い。

 

峠の手前で沢を離れ左岸の斜面を登る。ここでルートを誤った。

何とかなるさ、とばかりに急な痩せ尾根をよじ登り、峠を目指す。

甘かった。大岩に行く手を阻まれ撤退を決断する。登りに比べ下りはより危険が増す。滑落しないように恐る恐る後戻りし、全員無事峠にたどり着けた。

8人のメンバーがいても判断ミスはあり得る。もし単独行だったらどうなっていただろう。

帰宅後に地形図を見たら、沢詰めが正解だった。かつての峠越えの道なのだから、あんなコース取りはあり得ない。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっといい話

昨日、JR高蔵寺駅でピアノを弾いた。


ドビュッシーの「月の光」の途中で指が宙を舞った。後の予定が控えており、中断してその場を去ろうとしたら・・・
「もっと聴きたかった」という思いもかけぬ反応。惜しいことをした。自分ももっと弾きたかった。「また今度」と返すのが精一杯。

 

用件を済ませ駅に戻って来たら、ピアノが空いている。ショパンの曲に挑戦する。
弾き終えたら珍しく拍手があった。「素敵な雨だれでした」とのうれしいお言葉。

お礼を述べ、更に練習を重ねなくては、と決意を新たにした次第。

 

(画像の撮影は今年の6月4日)

 

柿の実哀れ

7月22日に投稿した柿の実は、その後もう1つ見つかり3個の収穫を楽しみにしていた。

今朝、その柿の木を見たら2つしかない。1つは何と鳥に食われていた。

その食べ残しに蟻がたかっている。こんな高い所まで登って来るとは見上げた根性だ。

1つだけ早く熟したらしい。毎日のように点検すべきだった。収穫はまだ先のこととのんびり構えていた。

よその柿の木を見ると、枝もたわわに実っている。我が家の柿は木が大きい割に実ができない。どこが違うのか、所詮は、ど素人の道楽なのだ。農家にはかなわない。

 

 

読書感想 その12

前回のその11から間が開いた。努めて読書はしていたが、感想を書き留めるほどの書物はなかったように思う。

読書の秋でもあり、気合を入れて熟読し、ネタ切れの時に感想を述べることとしよう。

 

綿矢りさ蹴りたい背中」 (文藝春秋2004年3月号所収)

 

芥川賞受賞作である。

高校時代が懐かしくなった。「思い出は美しすぎて」という歌謡曲があった。そのとおりだ。

美しい思い出があるというより、思い出だから美しいのだろう。

主人公のハツには、似た者同士のような共感を覚える。こんな女の子だったらいい友達関係が築けたかもしれない、などと勝手に空想する。

同級生の男の子の背中を蹴るという行動だけは、不可解だった。これは淡い恋心の1つの表れなのか。

余談になるが、「三角座り」という言葉は、関西で使われているようだ。作者は京都出身だった。

 

春よ来い

庭に梅の木がある。何やら白いものが目にとまる。よく見たら花が咲いていた。春が来たと勘違いしたのか。初めてのことだ。

秋が過ぎたら、冬を飛ばして春が来てほしい。四季でなくてもいい。三季でいい。
11月になったら桜の咲く頃まで冬のない国に逃避して長期滞在したい。
言葉の壁もあって海外が無理なら、和歌山、高知、宮崎あたりに別荘が欲しい。

寒さにはめっきり弱くなってきた。

 

雨が上がった 外を歩こう

今日はプラスチック製容器包装の収集日だった。プスチックごみを出しに行ったその足で、しばらく散歩をしてから帰ることにした。

 

 

雨上がりの空を見上げる。

 

ムラサキシキブとはよく名付けたものだ。品のある紫色だ。

 

稲刈りのbefore、afterその1、afterその2(ひこばえ)

 

何の花だろう。

 

何の実だろう。今ではスマートフォンで検索ができるらしい。あれば便利だろうな。

 

ゴールまであとわずか、よく歩いた。