1杯のコーヒー420円也。
安上がりな贅沢だ。
場所は、NHKTVの番組が取り上げそうな古民家風の喫茶店。
歩いて40分かかるが、我が家から2番目に近い喫茶店でもある。
ひとりでは喫茶店に入りづらい。
アベック(今風だとカップル)で入るもの、若しくは数人で会話をするためにやむを得ず利用するもの、
それが喫茶店だ。
待ち合わせに利用する向きもあろうが、自分から指定することはない。
孤独の喫茶は何年ぶりだろうか。
コーヒーの味は・・・
酒類と異なりその違いがわからない。家で飲むのと大差ないような気がした。
420円はそれだけで贅沢だ。
あたたかいコーヒーは早く飲まないと冷めてしまう。ひとりだと飲み終えた後の時間が手持無沙汰だ。
流れる音楽を聴きながら、持参した文庫本を読む。このような時間の過ごし方が贅沢というものだろう。窓際ならぼんやり外を眺める。
大都会の洒落た喫茶店よりは、地方都市の古風な純喫茶を探してみたい。クラシック音楽が流れていれば理想的だ。
そして、本物のおいしい珈琲を味わいたい。