行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

愛知教育大学管弦楽団 第98回定期演奏会


「pult(プルト)」とは何であるか ?

配布されたプログラムに、曲目ごとの舞台上の楽器の配置と演奏する団員の名が記載してある。これのことか。初めて見聞きした。Pultなる音楽用語を知る人は少ないのではあるまいか。

 

別の頁では、楽器ごとに団員が集合写真とともに紹介されている。オーケストラを身近に感じてもらうためのアイデアだろう。

 

ドヴォルザーク作曲の交響曲第8番はとても親しみやすい。最近では音楽の好みが変化し、心安らぐのどかな曲に傾いてきた。ボヘミア地方の田園風景は知る由もないが、うすぼんやりと浮かんでくる。有名な第9番より濃厚な民族色を感じる。

 

学生諸君の若さ溢れる熱演に、自らの無為に過ごした青春時代を対比させ、少々反省させられた。多くの仲間同士が、同じ舞台で聴衆の心に響く音楽を作り上げる。素晴らしいことだ。

自分もかつては、その機会が与えられていたのに・・・・

 

(2023年3月5日 愛知県芸術劇場コンサートホールにて)