行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

ラヴェルの音楽

ラヴェルといえば「ボレロ」。

2種類の旋律が延々と繰り返される。楽器とその組み合わせがその都度変わっていくので、決して退屈することはない。

最近、これもラヴェルの作品なのか、と耳を疑う風変わりな曲の存在を知った。

ヴァイオリンソナタ ト長調

ヴァイオリンとピアノが調和するどころか、むしろ好き勝手に演奏しているように聞こえる。このちぐはぐな不調和が面白い。前衛的な現代音楽に通じるものがある。

作曲家は、その代表作を通じてイメージが形成され、ともすれば固定化されがちであるが、ラヴェルという作曲家に対する認識を根底から覆された。