TVの電源が入らなくなった。販売店に問い合わせると修理不可能という。交換部品がないからだ。
地上波デジタル放送開始のあおりで、まだ使えるTVの買い替えを強いられてから、12年近くになる。
よくぞこれまで大きな故障のないまま持ちこたえたものと感心する。
さて、いよいよ買い替えだ。
大きさは今の26インチが限界になる。それ以上だと置き場所がない。これもひとえに貧しい住宅事情による。
「狭いながらも楽しい我が家」という言葉がある。家族には恵まれたが、家づくりでは貧乏くじを引いた。
今や26インチは出回っておらず、24インチを買うことになる。年相応に目が悪くなり大画面が望ましいところ、24ではTVを見るたびに不満が募る。その上となると32だ。
困った。
この際、居間の大幅な模様替えか。
どこか26インチの新商品を販売してほしい。
「こんなバカでかいTVが必要なのか」
家電製品売り場での率直な感想である。
身の丈に合った暮らし・・・兎小屋には26インチのTVで十分なのだ。