行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

高山(497m 三重県南伊勢町)

期 日 2022年2月25日

行 程 慥柄(たしから)バス停~伯楽神社~高山~南島道方バス停

天 候 快晴

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我が家は海から遠く離れている。海なし県に住んでいるのも同然。時折無性に海を眺めていたくなる。窓を開ければ海を見下ろせるような場所に住みたい、とさえ思う。

 

山に登って高い場所から大海原を心ゆくまで眺める。そんな一石二鳥を期待して三重県南伊勢町の山に登る。497mでも高さは十分過ぎるほど感じられる山だった。

 

高山は地元でも知る人は少なく、道を尋ねた郵便局でも数人の局員のうち1人、町営バスの運転手も、地元の乗客も「知らない」という。

国土地理院の地形図に山の名はあるが、登山道の表示はない。心配は無用、登山口に標識が立てられ目印が多い。登山口からは地図がなくても(この日は家に置き忘れた)登ることができた。地図が欲しいのはバス停から登山口までだ。

 

特筆すべきは登山道や山頂からの展望である。周囲の樹木が冷たい風を防いでくれる。山頂は南側が開けており海を見ながらの日向ぼっこには絶好の場所だった。

緑の濃い照葉樹林の山、複雑に入り組んだ海岸線、早春の光を浴びてきらきらと輝く大海原、ひっそりと軒を寄せ合う漁村の集落など、いつまでも眺めていたくなる。

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1時間ほど滞在し、バスの時刻に間に合うよう重い腰を上げて下山する。

 

帰りの近鉄電車に2時間弱、飲まず食わずではつらい。

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