期日
2023年9月29日
会場
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」作品27-2
ほか2曲とアンコール曲
セントラル愛知交響楽団とソリストによる「Wコンチェルトシリーズ」は初めてだった。
一人のソリストが休憩をはさんで2曲のコンチェルト(協奏曲)を演奏する。これに独奏曲が加わる。
9月29日は中秋の名月が見られる日、だから最初の曲をベートーヴェンの月光ソナタにしたのだろうか。
冒頭から度肝を抜かれた。これほど自由奔放な演奏をするとは・・・
グレン・グールドの再来かと思わせる。
第1楽章は一部がpでほとんどppという静かな曲なのに、楽譜の強弱記号などお構いなしだ。テンポも揺れ動く。
月光ソナタというよりは、熱情ソナタに近い。
どこまでが許容範囲なのか。音を足したり引いたりは御法度だろうが、芸術は創造活動でもある。単なる再現ではないことを認識した次第。