隠居生活のお蔭で、毎日ピアノを弾く時間ができた。連日同じピアノ曲ばかり練習し続けていると飽きが来る。そこで、つい誘惑に負けて道草を喰いたくなる。これまでのところ ・・・
11小節で怪しくなり、25小節までが限界、26小節以降に進めないままあきらめた。
自らの技量に見合う第2楽章のみで満足する。
うっとりさせられる美しい曲だ。全72小節のうち、残すところあと18小節、長い道のりだった。難度の高い左手のアルペジオさえできればマスターできる。まだ1年はかかるだろう。
ショパン バラード第1番
全曲は到底無理。或る音楽番組にならい、「カット版」と称して大幅に中間省略をした上で練習を続けている。コンサート映えする曲なので熱が入る。
最近になって心惹かれる名曲に出会った。道草の立ち寄り先が増えた。
サン=サーンス ピアノ協奏曲第2番 第1楽章
冒頭からしばらくはオーケストラ抜きの独奏になる。私の好きなピアノ協奏曲ベスト3に入る。
楽譜3段目の途中まででいいから、何としてでも弾いてみたい。一見簡単そうに見えても、右手と左手が交錯したり指を置き換えたりのほか、しだいに速度が速くなるので手こずりそうだ。
こんな道草をしていると、以前からのレパートリーがおろそかになる。所詮は認知症予防が目的で始めたのだから、頭と指の体操になればそれでいい。
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