2021-10-01 読書感想 その8 日常 恩田陸「蜜蜂と遠雷」 長編である。 かねてから読むのを楽しみにしていた。 本の厚さには気が重くなったが、杞憂だった。 残りの頁が少なくなるにつれて、まだ読み終えたくないという気持ちが高まり、あえて少しずつ読むようにした。 ピアノコンクールに挑戦した4人の若きピアニストたちが、この先どのような人生を歩んでいくか。続編の出版を切に願う。 この作品がきっかけとなり、プロコフィエフ作曲のピアノ協奏曲第2番に出会うことができた。 有名な第3番と双璧をなすと言ってもいい傑出した名曲だと思う。