行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

お花見登山(2024年春 第1回)

期 日 2024年4月4日

目的地 大谷山(425m)

所在地 愛知県春日井市岐阜県多治見市

行 程 細野バス停~大谷山~(秘密の花園)~弥勒山~都市緑化植物園~細野

天 候 薄曇り

 

春日井三山(道樹山、大谷山、弥勒山)にカタクリの花が咲くとは知らなかった。
昨年の夏、木曾御嶽の山小屋で同じ部屋に泊った名古屋在住の登山者から教えてもらった。

カタクリだけでない。珍しい花も咲くので、その場所は秘密の花園としたい。市街地から近く盗掘される恐れがある。

その「花園」は、一部の登山者には知れわたっているようだ。地図に登山道が記されていなくても、すでに踏跡が出来つつある。

 

 

大谷山山頂からはヴァリエーションルートになる。このあたりは目印も踏跡もない。

 

カタクリの花


注意しないと見落とすコシノコバイモの花。

 

シデコブシの花。

 

水芭蕉まで咲いていた。

 

花の見頃は、名古屋市内のソメイヨシノが5分咲きになる頃と覚えておこう。

 

調理実習

終日自宅の日は、食べる楽しみが控えている調理実習のいい機会だ。大好物であるサクサクの天ぷらを作ろう。


NHKTVの「トリセツ(不愉快な略語だ)ショー」が役に立った。高い受信料を納めているのだから、見返りが欲しい。
ほかにも、後始末の手間や、油が跳ねるのを避けるなら、油はごく少量でよい。何故あれほどの大量の油を使うのか、不思議に思う。
温度加減は適当でもよい。計る必要はない。

これらの知恵は以前から身に付けていた。

春になると庭にヨモギの若葉がいくらでも出てくる。天の恵みに感謝。

衣が余ったので、湿った海苔も天ぷらにした。

 

 

 

旗護山( 318m 福井県敦賀市/美浜町 )

期  日 2024年4月1日

行  程 JR粟野駅から関峠を経て反時計回りに周回

天  候 快晴

 

福井県にも、愛知から公共交通を利用して日帰りのできる未踏の山があった。駅から短時間で登れる貴重な低山の1つが旗護山で、越前と若狭にまたがる国境の山でもある。

北陸新幹線開通で活気の出てきた敦賀の街歩きは別の機会に譲り、ローカル線の客となる。

 

敦賀駅から2つ目の粟野駅で下車。

 

登山口へ向かう途中、薄墨の桜にも匹敵しそうな巨木に遭遇する。棚からぼたもちである。

 

国土地理院の地形図に道はない。送電線鉄塔の巡視路が登山道として利用できる。

 

登山口から45分で三角点のある山頂に着く。

 

木の幹に針金を巻くのは非常識ではあるまいか。

 

山頂から少し北へ移動すると、絶景が広がる。のどかな春の海である。

 

箱庭のような漁村が見える。民宿があれば泊まってみたい。

 

在来線の北陸本線は新幹線と異なり、車窓風景の変化が楽しめる。呑み鉄の醍醐味ここに有り。

 

 

 

天国に近そうな島 ~ 沖縄県多良間島

天国にいちばん近い島」とされた南太平洋ニューカレドニア島は、果てしなく遠い。
日本国内にも天国に近い島がどこかに存在するはずだ。たとえ一番でなくてもいい。

かすかな期待を胸に抱いて、宮古島から多良間島へ25分間の短い空の旅を敢行した。

多良間空港から歩くこと40分。第六感が働く。この先の海岸に出てみよう。

 

もしも現世に天国があるとしたら、このような所に違いない。

 

天国へ行ける保証はないし、死後の世界も存在しないなら、命のあるうちに何度でも訪れたい。

 

夢見心地から冷めやらぬまま、三途の海を逆戻りだ。現実の世界が待っている。

 

(2024年3月25日)

 

 

 

 

 

南の島で植物観察

植物観察も、遠方の旅先では楽しみの一つになる。

 

ルエリアコロラタ キツネノマゴ科

 

セイロンベンケイソウ ベンケイソウ科

 

花の名不明

 

花の名不明

 

花の名不明

 

ランタナ クマツヅラ科

 

たぶんハイビスカス 

 

琉球朝顔 ヒルガオ

春から秋まで咲き続け、夕方まで花を開いている。

 

(2024年3月下旬 宮古島又は多良間島にて撮影)

 

南の島で清掃活動

我が家の長男が暮らす宮古島行きは、今回で6度目になる。
島の海岸には膨大な量のごみが流れ着く。これら漂着ごみを拾い集めるビーチクリーン活動が、毎月有志によって定例的に行われており、初めて参加した。長男はすでに常連のメンバーだ。

 

ごみの多さには、ただただあきれるばかり。目立つのはペットボトルで、これは拾い易い。細かいプラスチックごみとなると、その全てを拾い上げるのは気の遠くなる作業だ。

 

活動の成果を御覧いただきたい。2時間に及ぶ約30人の人海戦術によるものだ。

もしも我々の活動がなかったとしたら、これだけのごみが半永久的に堆積し続けたり、海中に漂い続けたりすることになる。

遠目には美しく見える宮古島の海の現実を、どれだけの旅行者がきちんと認識しているのだろうか。

 

 

 

龍王山( 585.5m 奈良県天理市 )

期  日 2024年3月22日

行  程 JR柳本駅から時計回りに周回

天  候 晴れ

 

京都と並んで奈良も未踏の山が大半である。寺社巡りほどの関心が湧かなかったことによる。
公共交通利用で日帰り可能な山がまだまだ残っていた。

 

鉄道を6本乗り継いで、JR桜井線柳本駅下車。好感の持てる駅舎だ。

 

東方に龍王山が見える。名前に反して優美な姿ではないか。

 

登山道がきちんと整備されている。今なら、熊を始め有害生物を気にせず安心して歩ける。

 

まだ雪が残っていた。これは意外だった。

 

山頂にはかつて山城が築かれていた。

 

奈良盆地大和三山が点在する。金剛山(中央)葛城山(右)とも初対面になる。

 

二上山(中央)も見えた。

 

信貴山(中央)生駒山(右)。以上はいずれも未踏の山、たぶん登る機会はなさそう。こうして眺めているだけでも満足できる。

 

予定より早く下山できた。駅舎にはピアノが置いてある。よく響くいい音色だった。