行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

お花見登山

期 日 2022年3月20日

目的地 入道ヶ岳(906m)【前の記事を参照】

所在地 三重県鈴鹿市

 

お花見登山の第2回は鈴鹿の山だ。近年は足が遠ざかっていたが、かつてのホームグラウンドでもあり、年に一度は挨拶をしておきたい。

絶滅が危惧されるトウゴクサバノオは、来るたびに個体数が減っている。たび重なる大雨で川岸が侵食され、ブロックで一部が固められており、風前の灯火である。

ほかにも楽しみにしていた花の一部が見つからなかったのは残念。池ヶ谷の登りで疲れがたまり注意力が散漫になっていたのだろう。

また来年、ゆとりある計画を立て時間をかけて探そう。

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福寿草

 

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トウゴクサバノオ

 

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イヌガシ ?

 

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ヤマハコベ

 

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ミヤマカタバミ

 

 

入道ヶ岳( 906m 三重県鈴鹿市 )

期 日 2022年3月20日

行 程 小岐須渓谷口バス停~山の家~滝ヶ谷~池ヶ谷~山頂~井戸谷~椿大神社バス停

天 候 晴れ

 

入道ヶ岳は、鈴鹿7(セヴン)マウンテンのうちでもっとも標高が低く、初心者でも登ることができる。この日も小学校低学年と見られる子供が来ていた。いつかは子と孫との三世代で登ってみたい。

 

登山道は数え切れぬほどあり、難易度はコース取りにより大きく異なる。私の知る限りでは

東から

北尾根、井戸谷、二本松尾根

西から

水沢峠経由イワクラ尾根

南から

滝ヶ谷、池ヶ谷、松の木谷、大岩谷

北から

宮妻峡、宮妻林道、奥の谷経由イワクラ尾根

の11とおり

ほかにも複数のヴァリエーションルートがある。

今回は、滝ヶ谷の途中から池ヶ谷へ移動するという初めてルートを探索する。

 

滝ヶ谷の途中に標識が立つ。池ヶ谷に至るルートは国土地理院の地形図にも記載され、今では一般道として認知されているようだ。

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植林された杉木立の中を緩やかな登りが続く。意外に楽そうだ。

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谷を離れ山腹から尾根へ向かう。しだいに植生が変わる。

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池ヶ谷からの登山道と合流する。この先、か細い道が急斜面をトラバースするように続き慎重に進む。バランスを崩して谷へ転落したら這い上がれそうになく、写真を撮るのも忘れていた。

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左下に池ヶ谷の流れが見えてきた。ここまでが長かった。植生が常緑樹から落葉樹に変わった。

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残雪の上は要注意。踏み抜く恐れがある。

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笹原が現れると山頂が近い。

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疲労が頂点に達する頃、山頂にたどり着く。手ごたえ十分の健脚向きルートだった。

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日常 ~ 3月21日 春分の日

夜中に目が覚め二度寝をして6時20分頃起床。昨夜は就寝が遅かったので寝過ごした。

朝のお勤めで正信偈を流す。仏壇には昨夜からおはぎを備えてある。正座をすると足裏がつる。あぐらはまずい。体育座りでご勘弁願おう。

軒下3度。室内11度。まだ暖房が必要だ。

日課となった腹筋運動の後朝食。昨夜の残りのカレーシチュー、卵かけご飯とお味噌汁。ご飯には生卵のほか鰹節とすき焼きのたれをかける。いつも醤油では飽きが来る。デザートにバナナとチョコレート。

ラヂオからはNHKFM「×(かける)クラシック」の音楽。ドビュッシー「月の光」はピアノ独奏でなくThe Swingle Singersのスキャット唱法によるものだった。編曲するなら私の好みではハープが一番だ。

午前のうちに乾かしたいので、早目の洗濯。前日使用の登山靴と帽子は面倒でも手洗いになる。

花粉の少ないうちに買い物を兼ねて行きはランニング、帰りは歩いて体力維持に努める。

 

昼食後NHKFM「クラシックリクエスト」を聴く。これは特別番組だ。テーマが「涙が出てくるクラシック」、どんなリクエストが寄せられたのか、興味深く聴かせてもらった。

私なら

尾崎左永子作詞 佐藤眞作曲 混声合唱のための組曲蔵王」から「早春」

ワーグナー 歌劇「タンホイザー」から第3幕「巡礼の合唱」

いずれも個人的な思い出によるものである。100人からのリクエストが100曲に分散しそうなテーマである。

 

放送を聴いているうちもう夕方、ピアノの練習をする時間がなくなった。入浴前にあわただしくレパートリーのおさらいをする。明日こそ・・・。うまい具合に明日の天気予報は雨で終日自宅である。

 

入浴後夕食。晩酌は・・・

などと書いていると、だらだらした長文になる。子供の作文のようでもある。

明朝気分よく早起きするために、用がなければさっさと寝てしまおう。

 

我が家の窓から

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上から順に、東、西、南、北。

 

 

何でも作ってみよう

私の場合「作る」のはもっぱら料理になる。

筋金入りの不器用で、日曜大工、D.I.Y.には無縁であり、料理も手抜きである。

自分が食べて満足できれば、それでいい。

 

残りご飯でせんべいを作る。不揃いだから手作り感がある。

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クッキングシートを用意する。

ご飯をのせ、すりこぎを転がして平らに広げる。

カレー粉、塩、胡椒を振りかける。好みのふりかけでもいい。

電子レンジ500Wで3~4分加熱するとぱりっとしたせんべいの出来上がり。

おやつ又はビールのおつまみになる。

 

フライパンでカレーを作る。

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NHKTV「きょうの料理」を見て、これなら簡単とさっそく飛びついた。

キャベツは煮込むと甘くなることがよくわかる。隠し味にガラムマサラを振りかけておく。

 

食べたいものがあれば自分で作ってしまおう。

 

 

 

 

 

 

廃道をゆく ~ 牛草山五里山ルート

期 日 2022年3月12日

行 程 牛草山~牛草の辻~林道虎ヶ岳線~小倉橋~五里山橋バス停

天 候 晴れ

 

( 承前 )

牛草山へは登山道が四方八方から通じている。その1つ、北からの五里山ルートが古いガイドブックで紹介されていた。

過去に2度このルートを利用した。最初は下りでルートを外し、軌道修正に苦労した。次は登りでまたまたルートを外し、どこだかわからない地点に出てしまった。

その後足が遠のいたまま6年余りが経過した。今度こそ迷わずに歩いてみたい。

 

山頂から北西に下り、標高466m「牛草の辻」と称される鞍部に立つ。標識には西側に日向、東側に瀬戸橋と神岳への案内はあっても、五里山橋はなく無視されている。

最初の時と同様、どこからどう下っていけばいいのか、見当が付かない。限られた情報では谷に沿って北へ下るようだが、踏跡はなく初めの一歩が踏み出せない。さあ、どうする。

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目を凝らすと意外なことに東の方向に目印が付いている。半信半疑でそちらへ向かう。するとその先にも目印があった。たどっていくとジグザグに下ることがわかった。

目印は途切れることなく付けられ、丹念に確認すれば迷うことはなかった。その後新たに目印が付けられたのだろうか。

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ガイドブックのとおり小さな沢の流れを渡る。ここは記憶にない。ルートを外していたからだろう。

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目印に導かれるままに下っていくと、林道の終点に出た。

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ここまで踏跡は全くなし、完全に廃道と化している。目印がなければ迷うばかりである。

 

林道虎ヶ岳線も荒れるがままに放置され、いずれ廃道化を免れないだろう。

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過去2回、何故ルートを外したかを検証すると・・・

谷の右岸をまっすぐ南北の方向に歩くものと思い込んだこと。なるほど、地図上の登山道からはそのように読める。

最初の時は、苦し紛れに谷芯へ降りて下ろうとしたのが失敗だった。やがて行き詰まり右岸をよじ登るのに苦労した。

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(この谷芯を下ろうとした)

 

2回目は、寄り添う谷は1つと思い込んだこと。地図からはうかがえない小さな谷がある。どこを登ったのか正確に思い出せないが、別の小さな谷に誘い込まれたのだろう。

 

7年間にわたる疑問が解消された。達成感に満たされつつ帰路に就く。

 

 

牛草山( 550m 三重県南伊勢町/度会町 )

期 日 2022年3月12日

行 程 瀬戸橋バス停~中央コース~牛草山~

天 候 晴れ

 

近鉄電車で伊勢市駅下車、駅前から三重交通バス五ヶ所行きに乗り瀬戸橋下車、ここから歩き始める。車ならこの先林道の奥まで入ることができ、牛草山山頂への最短ルートと思われる。

登山口からは東尾根第4峰を経由するつもりだった。地図を見ると中央コースの方がより負担が軽そうだ。予定を一部変更する。

何故時間を短縮し楽をしたいのか。登山はトレーニングの場ではなかったか。これには訳がある。

急な登りも危険箇所もなく、明るい照葉樹林に囲まれた快適な登山道だった。この日はぽかぽか陽気で絶好の登山日和、彼方の太平洋が霞んでいたのは惜しまれるが、山頂までは至極順調だった。

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牛草山は3度目になる。今回は長年の懸案が待ち受けている。余力を残した上で不退転の決意のもと、下山にかかる。

 

( 続く )

 

 

地図を忘れずに !

携帯電話の2月利用分の料金には驚かされた。

毎月基本料金だけだったのに、その3倍を優に超える料金とは・・・

どうやらiモードの地図ナビを利用したことによるものらしい。

登山には必需品であるはずの地図を忘れた時のこと、何度も地図で現在地を確認した。結局あまり役には立たず、地元の人に尋ねたり、記憶を呼び戻したりして事なきを得た。

地図を忘れたことに気付いたタイミングによって、家へ取りに戻るか、地図なしでも登れる御在所岳弥勒山などに変更するか、迅速かつ適切な判断が求められる。

これまでは、財布、カメラ、食糧、飲み物の4点を確認していたところ、最近ではマスクが必需品となり、さらに地図を加えた6点セットを復唱することにしよう。