行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

クリスマスケーキの思ひ出

小学校低学年の頃、通学路に洋菓子店があった。12月になるとショーウィンドウにデコレーションケーキが並んだ。価格が250円か350円だったように記憶する。目の毒なのに、さぞおいしかろうといつも横目で眺めていた。母に買ってきて欲しいなどとは、とても言い出せなかった

そんな子供心が通じたのか、母がクリスマスにデコレーションケーキを作ってくれた。「無塩バター」という言葉と薄緑色のクリームの色ははっきりと覚えている。

 

人生初のケーキ作りに挑戦した。「徹子のケーキ」と称されている。

母がまだ元気なうちに、感謝の言葉を伝えて食べさせてあげたかった。