8月24日19時NHKTVのトップニュースは、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出だった。
トリチウムの濃度は基準をはるかに下回っていた。
隣国は言うに及ばず、我が国のマスコミまでいささか過剰反応ではあるまいか。
もっと自由の身になれば、仲間を募って福島県のいわき市あたりまで、近海で獲れたてのおいしい魚を賞味するグルメツァーを計画したい気分だ。
日本の海には、連日工場から大量の薄められた汚染水が排出されている。大半は水質汚濁防止法や自治体の条例の基準未満であろう。
規制の対象は、カドミウム、シアン化合物、鉛、六価クロム化合物、砒素、水銀などの有害物質だ。
問題の本質は同じではないか。
工場地帯から大量に処理水が放出される伊勢湾、三河湾のような閉鎖性水域の魚でさえ、皆さん平気で口にしている。
一度でも、名古屋の藤前干潟や庄内川河川敷でごみ拾いを体験すれば、認識が変わると思う。
最近ではプスチックごみによる汚染も深刻化している。
マスコミが風評被害拡大の片棒をかついではならない。