行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

二兎を追え !

2匹の兎を追いかけると1匹も得られない。
わかっているつもりだ。
断捨離も生活の知恵だろう。
それでも二兎をものにしたい。何と欲張りなことか。

ラフマニノフ作曲 前奏曲嬰ハ短調 作品3の2
「鐘」若しくは「クレムリンの鐘」とも呼ばれる。後者の呼び名はこの際葬りたい。
この鐘の音を表したと思われる箇所が、最も気に入っている。しかも弾きやすい。

ドビュッシー作曲 ベルガマスク組曲の第3曲「月の光」
ようやく暗譜ができた。もう楽譜は開かなくてよい。

いずれもあと一歩だ。2曲とも練習にかなりの時間を取られる。ピアノの前に腰かけるのが、苦痛にさえ思う時がある。片方を諦めたい。
その候補はラフマニノフだ。皮肉なことに練習を重ねるに従い、少しずつうまく弾けるようになってきた。一度打ち切ったら、もう二度と弾けないことは経験上明らかだ。

二兎を追え !
そして人前で弾けるようになった暁には、これ以上レパートリーを増やすのはやめて現状維持に努めよう。