犬の遠吠えにも似たひとりごとはむなしさが残る。たわごとはほどほどに、日頃の罪滅ぼしを兼ねて奉仕活動を試みることにした。
本日は燃えるごみの収集日だ。まだすき間のある我が家のごみ袋を片手に家を出る。ごみ置き場まではあえて遠回りする。速度を落とし下を向いて歩く。
予想以上にごみが目立つ。たばこの吸殻の多いのにはあきれてしまう。
その都度しゃがんでは拾い上げてごみ袋に入れる。山登りよりいい運動になる。街がきれいになると思えば、心地よい疲労と言うべきか。
子供の頃、ごみを集める人を「くず屋さん」と呼んでいた。今では死語となっている。そんなことを思い出しながら帰宅する。
喉が渇いた。さあ飲もう、と時計を見ればまだ8時台。楽しみは午後にしよう。
地元の方が沿道を花で飾ってくださるのに、そこに吸殻を捨てる人がいる。
この分だとごみ袋を2つ持って歩かないと・・・