子供の頃から昆虫採集には全く見向きもしなかったのに、クワガタムシに遭遇できるとは珍しいこともあるものだ。
昨日玄関前でひっくり返っていた。虫かごがないので、湿った草や落ち葉とともにポリバケツに入れておいた。うまい具合にその日は孫が来る日だった。いいプレゼントになった。
名前は「ミヤマクワガタ」だった。標高の高い山地に生息し、低地での採集は難しいらしい。
引っ越してきた当初は、こんな僻地に暮らすのかと落ち込んでいたが、昨年はナガサキアゲハの孵化、今年は隣地でのササユリ開花など、かつての団地住まいでは体験できなかった動植物との触れ合いがある。