2022-07-18 読書感想 その10 日常 前回の「その9」から月日がたった。長時間読書に集中するのが負担になり、ペースが極端に遅くなっている。 林真理子「下流の宴」 最初に読んでから10年近くになる。内容はほとんど忘れている。物忘れが進んだおかげで、2度目、3度目の再読でも初めて読むような気分になれる。 さすが売れっ子の直木賞作家だけのことはある。登場人物の考え方や行動様式には、世代の違いから違和感が大きいけれども、最後まで楽しませてもらった。 何が上流、中流、下流家庭なのか、考えさせられる。 ひるがえって我が家はどうなのか・・・時すでに遅し。 これから家庭を持つ人に薦めたい本である。