行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

弥勒山から廃道をゆく

期  日 2022年1月22日 午後

行  程 弥勒山~県境稜線~(廃道)~奥名荷林道~三の倉~JR古虎渓駅

天  候 快晴

 

(承前)

廃道の逆探知を試みる。

弥勒山から県境稜線上の標識34番地点へ下る。この先しばらくは、目印に従い午前中に歩いた廿原に通じる登山道を戻ることになる。この登山道と、廃道化した地形図の破線路との接続地点が判然としない。そこで、ヤブが少なくすぐに沢へ通じる地点を探す。

 

往路で下調べをしておいた場所から沢へ下る。廃道はこの沢に沿っているはずだ。

よく目立つ倒木がある。これは目印になる。登りではここから左岸へ移動し赤い目印を探せばいい。

f:id:f-0193591:20220125134213j:plain

 

沢の中を下っていく。水量が少ないので助かる。途中、沢が二手に分かれる箇所がある。ここがくせ者だ。どちらも東西の方向であり迷うところだ。山に向かって右側が正解であることが分かった。やがて左岸の踏跡が明瞭になり、ほどなく奥名荷林道に至る。県境稜線から24分だった。

f:id:f-0193591:20220125134249j:plain

f:id:f-0193591:20220125134305j:plain

こうして4回にわたる廃道の踏跡探索はひと区切りが付いた。手ごわかった。

もうここを歩くことはないだろう。年月が経過するにつれ、さらにヤブがひどくなる。

冒険心を刺激され、達成感も味わえた。