行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

再び廃道をゆく

期   日  2022年1月8日

目的地 弥勒山( 436.6m 岐阜県多治見市/愛知県春日井市

行   程  三の倉西洞バス停~奥名荷林道~県境稜線~弥勒山~廿原ええのお前バス停

天   候  快晴

 

昨年暮れに続いて、奥名荷林道から西へ分岐する破線路を探索する。今度こそ、と不退転の決意はあれども、荒れ果てた沢に沿って歩くのは、たいそう骨が折れる。毒蛇、蜘蛛の巣の心配がない冬のうちに迷わず完全踏破したい。

 

前回までの教訓をもとに、沢の本流をはずさないよう、西へ西へと慎重に歩みを進める。

障害物が多く、沢登りのように沢の中も歩かねばならぬ。しだいに登りが急になり、右岸左岸ともヤブがひどくなる。

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仕方なく沢を離れて左岸の深い笹ヤブを抜け出すと・・・

目印発見!

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やれやれひと安心、と思いきや、どうしたことかその先の目印が見当たらない。急斜面が迫る。北へ寄りすぎたか。軌道修正する。現在地がつかめなくなったら、いったん退却する。

西の方角から登山者の声が聞こえてくる。稜線が近そうだ。しだいにヤブが少なくなり、歩きやすくなる。

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目印はないが何とかなるだろうと開き直って登っていくうち、県境稜線に到達した。目標地点より北へずれていた。

いったいどこをどう歩いたのか、いまだに謎は残されたままだ。

 

( 続く )