行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

音楽鑑賞記 その5

ショパン マズルカ変ロ長調 作品7の1

 

これまで疎遠だった50曲を超えるマズルカの中に、こんな魅力的な曲が存在していたとは、うれしい発見だった。

4小節目の1拍目、装飾音からの4度の跳躍にハッとさせられた。

一瞬、異国風の気配を感じた。

 

ピアノを弾いてみたくなって楽譜を眺めると・・・

敵前逃亡。毎度のことだ。

装飾音に加え、トリル、左手のアルペジオ、いずれも大の苦手とするところである。

最初の4小節を鳴らして(右手だけ)、一応の満足を得る。

途中で変ロ短調に転調すると雰囲気が一転する。空虚5度の和音が連打され、もの悲しげな、これこそ異国風の旋律が流れる。この対比が見事。