(承前)
4月14日、ほかに誰もいなかった夏焼城ヶ山に、山ガール風の登山者2人がやって来た。その人たちにも貸切状態の山頂を堪能していただこうと思い、入れ替わるように下山した。人相の悪いおじさんが陣取っていては目障りだろう。
公共交通利用なら、馬野登山口へ下り、大井平公園へ出るのが楽なルートだ。その間、長い林道歩きも今なら植物観察の楽しみがあり、退屈せずに済む。
山菜採りの季節である。タラの芽以外は正体不明。植物博士のような人がいると有り難い。採取は控えた。
大井平公園に石楠花の花が咲き始めた。つぼみと開花した後の色が微妙に違う。
道端にはニリンソウが当たり前のように咲いている。
アフター登山の楽しみがまだある。
「どんぐりの湯」にはぜひ立ち寄りたい。露天風呂が広い。
帰りのバスからは、名鉄三河線の廃線跡が散見された。今までどこを見ていたのか。たぶん居眠りをしていたのだろう。
「三つ子の魂百まで」という。
往年の鉄道ファンにとっては、うれしい思い。