期 日 2021年3月14日
行 程 はまゆう前バス停~志下坂峠~徳倉山~香貫台入口バス停
天 候 快晴
冬過ぎて 春来たる頃 白妙に 衣替えする 富士の山かな
徳倉に 登りて見れば 真白なる 富士の高嶺は 青天を衝く
いずれも詠み人知らず。センスのかけらも感じられず、限りなく駄作(盗作?)に近い。
通称「沼津アルプス」を縦走する。時間の都合によりほんの一部分だ。霊峰富士を拝めそうな山を選ぶ。
ここが登山口になる。バス停からすぐだった。
登山道から振り返れば駿河湾、彼方に連なる山々は南アルプスか。
峠から北へ縦走路をたどる。地図によると針葉樹の山のようだが、広葉樹が主体だった。
急な登りに胸が苦しくなる。妙な不快感がある。
この程度の低山で苦しんでいては、南、北、中央のアルプスの縦走は到底不可能だろう。
勾配が緩やかになると体力が回復する。不快感は一過性のものだった。
再び険しい登りに変わる。この角度の斜面を登る。
徳倉山から見る富士山の大きかったこと。これが本来の姿だ。静岡県側に比べ山梨県側は積雪の多いことがわかる。
この日静岡市では最高気温が19.8度。昼寝をしたくなる暖かさだ。山頂で1時間余りのんびりとくつろぐ。
さらに北へと縦走したかったが、予定を変更する。少し戻って香貫台入口バス停へ下る。エスケープルートが随所にある。
これは早咲きの桜か。静岡の暖かさは愛知へ戻るとよくわかる。
短時間ながら負荷の大きいトレーニングとなった。電車内では長時間腰掛けたままなので、これでバランスが取れた。疲れた時は甘酸っぱい飲み物がいい。
窓を開ければ、北に富士、南に太平洋。老後は、風光明媚、気候温暖な静岡県で暮らしたくなる。
来るたびにその思いが募る。