行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

三国山( 701m 岐阜県土岐市 )余談

期 日 2021年3月3日

行 程 上品野バス停から往復

天 候 快晴

 

その日、尾根伝いに三国山へと向かっていた。登り始めるまでの一抹の不安は解消されていた。笹に覆われてはいても、かすかな踏跡が続いており、目印が付けられていたからだ。

その目印が見当たらなくなった。目印依存症・・・単独登山だとこれに陥りやすい。

目印に代わって視界に飛び込んだのは、山頂の景観を特徴づける巨大なアンテナ群だった。右側に見える。ほとんど西へと向かっていることになる。これはおかしい。引き返す。

北寄りに方向を変えるべきところ、気付かずに進んでいたことがわかった。

ここも「迷い尾根」の一つか。

かねてから景観を損ね、ともすれば目障りとさえ感じていた三国山のアンテナだったが、そのアンテナが遠くからでもよく目立つが故に難を免れた。

再び、気分よく歩き続けることができた。

認識を改めよう。

 

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