期 日 2021年3月3日
行 程 上品野バス停から往復
天 候 快晴
その日、尾根伝いに三国山へと向かっていた。登り始めるまでの一抹の不安は解消されていた。笹に覆われてはいても、かすかな踏跡が続いており、目印が付けられていたからだ。
その目印が見当たらなくなった。目印依存症・・・単独登山だとこれに陥りやすい。
目印に代わって視界に飛び込んだのは、山頂の景観を特徴づける巨大なアンテナ群だった。右側に見える。ほとんど西へと向かっていることになる。これはおかしい。引き返す。
北寄りに方向を変えるべきところ、気付かずに進んでいたことがわかった。
ここも「迷い尾根」の一つか。
かねてから景観を損ね、ともすれば目障りとさえ感じていた三国山のアンテナだったが、そのアンテナが遠くからでもよく目立つが故に難を免れた。
再び、気分よく歩き続けることができた。
認識を改めよう。