期 日 2021年1月25日
行 程 新谷(あらや)バス停から反時計回りに周回
天 候 霧のち晴れ
この浅間は「せんげ」と読む。知る人ぞ知る穴場のような存在だ。国土地理院の地形図には三角点の記号とともに山の名が明記され、途中まで破線路が延びている。
ここが登山口だ。標識はない。
明瞭な踏跡が続く。その踏跡があやしくなる箇所もあるが、最近のものと思われる目印が付けられている。
霧が晴れてきた。
しだいに周囲の山々が顔を出す。
恵那山
天空の城を思わせる。山の名は不明。
登山口から山頂の三角点までわずか1時間だった。目印が導いてくれた。
往路を引き返すべきところ、地図にないヴァリエーションルートで下る。まだ時間にゆとりがあった。
山頂から尾根づたいに北へ進むと大きな岩があり、この岩の上で昼食。笠置山や二ッ森山が見える。
おおよその見当をつけて北から北西の方角へ下る。もはや頼るべき目印はない。
舗装道路が見えた。やれやれひと安心。束の間の探検だった。
標識類は最後までなく、人にも出会わなかった。浅間山を振り返る。
恵那山が全貌を現わした。大きな山だ。
季節を変えて再び訪れたくなる山だった。熊の心配さえなければ・・・
ひとりで安心して登れるのは冬眠している時期に限られる。