朝刊に目を通し、ひと区切りがついたくつろぎの時間。掛時計を見る。
今頃、堅気の人たちは世のため人のため働いているのだろうか、と思うと申し訳ないような気分。これも順送りと自らに言い聞かせる。
人生も最終コーナーへと差し掛かり、心残りのないようにしたい。かといって、何かに追いまくられる生活は御免こうむりたい。
音楽を流す。ブラームスの交響曲第2番、のどかな雰囲気が漂う。
そして、あたたかいココアをいただく。気休めかもしれないが、血行がよくなることを期待して、生姜を加える。ミス・マッチのようでもこれが意外においしい。