行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

ちょっといい話

先日乗合バスを利用した時の話。

バス停には多くの人が並び、やって来たバスには立客もいた。これでは座れないな、とあきらめつつ乗り込んでみたら・・・

 

優先席が1つだけぽっかりと空いていた。まわりを見ると自分より年上と思われる人は見当たらなかった。若い人ばかりだ。遠慮なく座らせてもらった。こんな時、しわと白髪は役に立つ。

 

混雑した車内で平然と優先席に座る若い人が多いというのに、珍しいことだ。

まるで、自分のために席を空けておいてくれたかのようだ。

乗客がみな仏様のように見えた。もしかしたら必要とする人が乗って来るかもしれない、というあたたかな心遣いを感じた。