行方知らずのさすらい暮らし

自称「さすらい人」が書き綴る気ままな日々の暮らし

読書の楽しみ 阿川佐和子

随筆を数多く世に送り出している。複数の雑誌に連載したものが、次々に単行本で出版される。よほどたくさんのネタをお持ちなのだろう。読むほどに充実した暮らしぶりがうかがえ、うらやましい限り。

私と同世代である。それ以外の共通点は皆無、生まれや育ちも含めて全く対極の立場にある人だ。それでも、山口瞳同様、親近感がある。

「パリでの最初の買い物は歯ブラシだった。 ・・・ たしか日本円で一本七百円ぐらいして、まあ、パリは物価が高いのね! と衝撃を受けたのを覚えている」(「いい女、ふだんブッ散らかしており」 2019年 中央公論新社

お友達になりたい。

f:id:f-0193591:20200713094208j:plain